ゴンドラの唄・吉井勇作詞。中山晋平作曲。1915年(大正4年)
芸術座第5回公演『その前夜』の劇中歌として生まれ、
松井須磨子らが歌唱、大正時代の日本で流行した。
森繁久彌・美空ひばり、倍賞千恵子さんなどの、
数々の有名歌手達がカバーされました。
☆☆☆
「ゴンドラの唄 」は私が生まれるずっとずっと昔の歌ですが、
若い頃何故かギタ―を弾きながらフォークソングと共に歌った曲でした。
あ~思い出すな~
学生時代、小さなアパートに色んな人達が雑居していました。
タクシーの運転手、工事人、何人かのおばあちゃんと、おじいちゃん。
そして学生、殆どが皆一人暮らしでした。
歌っていると、お向かいのおじいさんが、「ほうー懐かしい歌やね~」と言って一緒に歌いました。
仲良くなって釣りに行ったり、
ぶらぶら散歩もしました。
ふと気が付てみますと、今の私も3人の孫を持つジイちゃんです。
ちょうどあのおじいさんと同じくらいの歳になりました。
おじいさんはよく話してくれました。
「我々の子供の時代は町に活気があった。
木炭車が走り、皆声を掛け合って仕事をしていたよ。
明治は良かったなー、まだ丸髷(まるまげ)を結った女の人もいたんよ、」なんてね。
時代、時間を垣間見る貴重な幸せでした。
その後おじいさんは亡くなり、身寄りのない方でしたので、
近所の人達と葬儀を行いました。
私も言おう!
「昭和は良かった。皆仲良く未来に向かって希望をもって、時代創りしていた」ってね。
これからの人達が平成や、令和を愛してくれるように、
「良かった!」という言葉を使い、「平成・令和は良かった!」と
これからの未来をもっと良い時代にしてくれる事を願い、
あの時のおじいさんのように、私も生涯を終えるのが楽しみです。
プロローグ
「海辺の恋」佐藤春夫
画像: パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集
https://publicdomainq.net/tag/%E7%AB%...
竹久夢二(作品)
音源 : R2Radio15
https://www.youtube.com/watch?v=g8MVb...
このカラオケを作って下さった、
R2Radio15様には大変感謝しております。
これからもよろしくお願いいたします。
動画:画像
from Pixabay
https://pixabay.com/ja/
BGM:甘茶の音楽工房・古里の風
https://amachamusic.chagasi.com/music...
Cover : Masato Tsuda 津田眞人
皆さまありがとうございました。。
☆☆☆
「海辺の恋」佐藤春夫
こぼれ松葉を かきあつめ、乙女のごとき君なりき
こぼれ松葉に 火をはなち、わらべのごときわれなりき
わらべと、乙女よりそひぬ、だたまゆらの火をかこみ
うれしくふたり手をとりぬ、甲斐なきことをただ夢み
入り日のなかに立つけぶり、ありやなしやとただほのか
海べのこひのはかなさは、こぼれ松葉の火なりけむ
☆☆☆
ゴンドラの唄
いのち短し 恋せよ乙女
あかき唇 褪(あ)せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日(あす)の月日は ないものを [6]
いのち短し 恋せよ乙女
いざ手をとりて かの舟に
いざ燃ゆる頬(ほ)を 君が頬(ほ)に
ここには誰れも 来ぬものを
いのち短し 恋せよ乙女
波にただよい 波のよに
君が柔わ手を 我が肩に
ここには人目も 無いものを
いのち短し 恋せよ乙女
黒髪の色 褪(あ)せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを