2023年11月13日月曜日

ゴンドラの唄、「朗読・浜辺の恋」


ゴンドラの唄・吉井勇作詞。中山晋平作曲。1915年(大正4年) 芸術座第5回公演『その前夜』の劇中歌として生まれ、 松井須磨子らが歌唱、大正時代の日本で流行した。 森繁久彌・美空ひばり、倍賞千恵子さんなどの、 数々の有名歌手達がカバーされました。          ☆☆☆ 「ゴンドラの唄 」は私が生まれるずっとずっと昔の歌ですが、 若い頃何故かギタ―を弾きながらフォークソングと共に歌った曲でした。 あ~思い出すな~  学生時代、小さなアパートに色んな人達が雑居していました。 タクシーの運転手、工事人、何人かのおばあちゃんと、おじいちゃん。 そして学生、殆どが皆一人暮らしでした。  歌っていると、お向かいのおじいさんが、「ほうー懐かしい歌やね~」と言って一緒に歌いました。 仲良くなって釣りに行ったり、 ぶらぶら散歩もしました。 ふと気が付てみますと、今の私も3人の孫を持つジイちゃんです。 ちょうどあのおじいさんと同じくらいの歳になりました。  おじいさんはよく話してくれました。 「我々の子供の時代は町に活気があった。 木炭車が走り、皆声を掛け合って仕事をしていたよ。 明治は良かったなー、まだ丸髷(まるまげ)を結った女の人もいたんよ、」なんてね。  時代、時間を垣間見る貴重な幸せでした。  その後おじいさんは亡くなり、身寄りのない方でしたので、 近所の人達と葬儀を行いました。  私も言おう! 「昭和は良かった。皆仲良く未来に向かって希望をもって、時代創りしていた」ってね。  これからの人達が平成や、令和を愛してくれるように、 「良かった!」という言葉を使い、「平成・令和は良かった!」と これからの未来をもっと良い時代にしてくれる事を願い、 あの時のおじいさんのように、私も生涯を終えるのが楽しみです。 プロローグ 「海辺の恋」佐藤春夫  画像: パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集 https://publicdomainq.net/tag/%E7%AB%... 竹久夢二(作品) 音源 : R2Radio15 https://www.youtube.com/watch?v=g8MVb... このカラオケを作って下さった、 R2Radio15様には大変感謝しております。  これからもよろしくお願いいたします。 動画:画像 from Pixabay https://pixabay.com/ja/​​​​ BGM:甘茶の音楽工房・古里の風 https://amachamusic.chagasi.com/music... Cover : Masato Tsuda 津田眞人 皆さまありがとうございました。。          ☆☆☆ 「海辺の恋」佐藤春夫   こぼれ松葉を かきあつめ、乙女のごとき君なりき   こぼれ松葉に 火をはなち、わらべのごときわれなりき   わらべと、乙女よりそひぬ、だたまゆらの火をかこみ   うれしくふたり手をとりぬ、甲斐なきことをただ夢み   入り日のなかに立つけぶり、ありやなしやとただほのか   海べのこひのはかなさは、こぼれ松葉の火なりけむ                    ☆☆☆ ゴンドラの唄 いのち短し 恋せよ乙女 あかき唇 褪(あ)せぬ間に 熱き血潮の 冷えぬ間に 明日(あす)の月日は ないものを [6] いのち短し 恋せよ乙女 いざ手をとりて かの舟に いざ燃ゆる頬(ほ)を 君が頬(ほ)に ここには誰れも 来ぬものを いのち短し 恋せよ乙女 波にただよい 波のよに 君が柔わ手を 我が肩に ここには人目も 無いものを いのち短し 恋せよ乙女 黒髪の色 褪(あ)せぬ間に 心のほのお 消えぬ間に 今日はふたたび 来ぬものを